灯油を入れる

家の中にファンヒーターが現れた。
灯油の匂いをかぐと冬だなぁと思えてくる。

リヨンはもう毎日8度前後。
フランスでファンヒーターを見るとは思わなかった。
部屋に備え付けられた、オイルヒーターが主流だから。
(セントラルヒーティング?)

というのも、私が滞在している家の”電気契約”に秘密があった。
いろいろ調べた結果をまとめると
11月から3月の間で22日間”EJP”の日が設けられており、その日は朝の7時から夜の1時まで特定のブレーカーを落として生活する。
”EJP”の日がいつか、というのはメールが来たりホームページで確認したりできるらしい。
どうやら
「電力消費が増えそうな日(つまり寒くなりそうな日)に”節電”に協力する。その代わり安くしてね。」
という契約のようだ。

”特定のブレーカー”というのが室内暖房、それから温水タンクの二つ。
EJPの日は、室内暖房が使えない→ファンヒーターを使う。という流れ。

その日はお風呂には入れないのかと思っていたが、タンクの中には温められた後のお湯が残っており、問題なく使えた。
(多分それが何日か続いたら段々ぬるくなっていくのだろう)

1時を回ったので、ブレーカーの電源を入れることにした。
ヒーターが動き出す音がした。
当たり前にありすぎて、毎日鳴っていても気づかないものだなぁ。

11月23日 2:24